Wi-Fiルーターの選び方と設定方法

インターネットが日常生活に欠かせない存在となっている現代、Wi-Fiルーターは家庭やオフィスで欠かせない機器の一つです。しかし、種類が多く選び方や設定方法が分からないという方もいらっしゃるでしょう。今回は、Wi-Fiルーターの選び方と設定方法を解説します。

Wi-Fiルーターの選び方

(1) 通信速度をチェック

Wi-Fiルーターの通信速度は、インターネットの利用環境に大きく影響します。高速な通信が可能なルーターを選ぶことで、快適なインターネットライフを楽しめます。ルーターの通信速度は、IEEE 802.11規格によって示されています。現在主流となっている規格は、802.11acと802.11axです。802.11axは、より高速な通信が可能な最新規格ですが、価格が高めです。

(2) 対応周波数帯を確認

Wi-Fiルーターは、2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯があります。2.4GHz帯は、通信距離が長く、障害物に強いですが、電子機器が多く使用しているため、混雑しやすいです。一方、5GHz帯は、通信速度が速く、混雑しにくいですが、通信距離が短く、障害物に弱いです。自分の利用環境に合った周波数帯に対応したルーターを選びましょう。

(3) セキュリティ機能

Wi-Fiルーターには、さまざまなセキュリティ機能が搭載されています。WPA3やWPA2といった暗号化技術や、不正アクセス防止機能、ファイアウォールなどをチェックし、自分に合ったセキュリティ機能が搭載されたルーターを選びましょう。

Wi-Fiルーターの設定方法

(1) ルーターとモデムを接続

まず、ルーターとモデムを接続しましょう。ルーターとモデムをLANケーブルで接続します。モデムは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)から提供されるもので、インターネットに接続するための装置です。LANケーブルは、モデムのLANポートとルーターのWANポートに接続します。

(2) ルーターの電源を入れる

ルーターとモデムが接続されたら、ルーターの電源を入れましょう。電源が入ると、ルーターのLEDが点灯します。

(3) ルーターの設定画面にアクセス

次に、スマートフォンやパソコンからルーターの設定画面にアクセスします。ルーターの設定画面にアクセスするには、ブラウザにルーターのIPアドレスを入力し、アクセスします。ルーターのIPアドレスは、説明書やルーター本体に記載されています。

(4) Wi-Fiの設定を行う

ルーターの設定画面にアクセスしたら、Wi-Fiの設定を行いましょう。SSID(ネットワーク名)とパスワードを設定し、暗号化方式を選びます。暗号化方式は、WPA2やWPA3が一般的で安全です。

(5) 必要に応じてその他の設定

必要に応じて、ゲストネットワークの設定やポート開放、親権管理などの設定を行いましょう。これらの設定は、ルーターの機能によって異なりますので、説明書を参照しながら行ってください。

(6) 設定を保存し、再起動

全ての設定が完了したら、設定を保存し、ルーターを再起動します。これで、Wi-Fiルーターの設定が完了です。

まとめ

Wi-Fiルーターの選び方では、通信速度、対応周波数帯、セキュリティ機能をチェックしましょう。また、設定方法については、ルーターとモデムの接続、ルーターの電源を入れる、設定画面にアクセスしWi-Fiの設定を行う、その他の設定を行い、設定を保存して再起動するという手順で行います。これらのポイントを押さえて、スムーズなインターネット接続を手に入れましょう。